ここからは、こういう旅なんですよディーヴァ

Vivy -Fluorite Eye's Song-を見終えました

ネタバレです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ面白かったんではないでしょうか

高度なAIなせいでその思考が出来るのはAIではないのでは?人間では?なんて色々考えれた上に一つの使命をおりこなせるAIがそもそもそれ以外の物を出来るというのは頭に???と浮かんだのは浮かんだが、そこはそういうものというもんで問題は凡そ無かった

根っこの、AIの基本思想的な物が分からんと否定も肯定も本来出来ないと思うのでよく分からなくなりました

 

前半部分は単に面白かっただけで済む

なんだかんだヴィヴィもマツモトも良いキャラしてるしなぜこうしよう、どうああしようがきちんと出て来るので変な部分も存在せずにただただすんなりお話が入ってくるしこの手の、AI、ロボット、そういった高度な化学が発達した世界特有の早口解説なんかも勿論あって聞いてて楽しい。どう考えても自我あるだろっていうAIと融通が効きにくいAIの会話も面白く、後AIなりにそれぞれ使命以外に一物ありすぎて人間のそれだよこれ!ってなる辺りのは少し面白いと言うか、やっぱどうなの?とならなくもない。というか人間のそれとは言うがこのアニメに出て来る人間、どいつもこいつもAIより一途に自分の遂行すべき事を遂行してたな

そんな感じで相川ヨウイチ襲撃事件、落陽事件、メタルフロート事件は普通に面白かった、けど、メタルフロート事件はなんかこう……もう少しやりようあったんじゃないか?とは思うが最後に言ってた言葉が全てだと思うからまぁそんなにおかしくはないか

ただその後、オフィーリアの自殺の辺りが少しダレる、というかなんか乗り切れずに気付いたら終わってた

AIの使命以外の想いの確立が根っこにあったからそれが大事なお話は分かるんだが混線に次ぐ混線、という感じでヴィヴィの人格変化に整理が付く前にオフィーリアの自殺の話をされてその上垣谷も現れて、話の混線っぷりが酷かった。というか垣谷がお前ホントなんだったの感が強かった。ほんと何……?ヴィヴィにウイルスぶち込むのも計画としては行き当たりばったり、というかヴィヴィから垣谷に向かってなきゃどうしてたの……?(オフィーリアの部屋に行ったとこにでも狙うつもりだったのか?)

そしてオフィーリアの自殺、結局それ自体は止めれてないやんけ、はあるけど落陽事件も止めれてないしトントンではあるのだが些か不可解な事が多い事件だったのでよく分からなかった。理解は出来るが納得はしにくいお話だった

後この回のヴィヴィはもう人間のそれ(幾度目)

 

後ガチめにシンギュラリティ計画遂行したかったのなら柿谷にマツモトは接触して根っこのところを叩き潰すべきだった気がする

松本博士の方自体に知識、というか歴史?というか分からんが、そこら辺を止める為に何処をどうすればいいのか分からなかったところが多々あるとしてもほんとやる事なす事全部AI発展にしか道が進んでないので普通にこれマツモトは人類抹殺推奨派なのでは?とかめっちゃ考えたよね。いやほんと

AI人権法への移り変わりはまぁ致し方ないがそもそも生きてたら命名法やらない?って方になる(やらんかったっぽいがそれはあくまで想像なのでは?)

サンライズを地球に落とさせただけなら悪評しか出なさそうなのに止めるし(なんかAIと人間との戦争の火種になったとか言われるけどこれ自体は根っこの部分がそうか?という疑問点が大きい。やっぱAI、自我あるだろ)

メタルフロートは止めるも破壊するも結果あんま大きく変わらないしそりゃ結論同じだよねってなる。ただ技術発展のせいで何にしても止めなきゃ技術自体早まって未来に繋がるのも分かるからここは仕方ないのかな(そうでなきゃヴィヴィ達が目覚めるまでの15年で詰んでる、とか有りそう)

オフィーリアの自殺は真っ当に未来に繋がるのを止めれた稀有な例だけど垣谷が荒らし嫌がらせ混乱の元過ぎた

メタ的に言ってしまえば過程に何があろうと最後の部分、あそこから多分何周もすればいつか完璧なところに辿り着ける話ではあるしそれこそあそこで博士が死ななければなんとでもなるので

落下から少し前に戻る→トァクじゃなくやっぱり博士助ける→結局起きてしまうという事実を用いたデータ追加でマツモトを送り出す→もう100年な!

をやるのが効率的と言えば効率的であろうがあまりに酷いクリア方法だと思う。多分結果的にAI開発されてる部分で詰んでる気もするし。AIが開発されてアーカイブに様々な知識、経験、そういうデータが蓄積されてる時点で多分最終的に人間は滅ぼさないと人類進歩が起こり得ないとなるから

そう考えるとマツモトがやるのはAIに自我を与えて想像力を確保することだったのでアニメの中ではヴィヴィの次にグレイスやアントニオがアーカイブに認められる可能性あったのかもしれんかもしれん、グレイスの場合は誰とでも結婚して人と支え合えればいい訳では無いにしても切っ掛けは人側からの提案であったと判断されそうだけど、それにしてもAIの領域外だろうし、アントニオなんか正しく使命外の自分の為に、という部分だったのでアーカイブもそういう部分の蓄積さえあればもう少し未来は違ったのかもしれんがまぁどうやらアーカイブも一枚岩ではないらしいから明確な答え、歌という想像にして創造の結果を出してなきゃ一枚岩になってた可能性が高いかもしれんな

何言いたいんだろう

とりあえず面白かったのよ。90点は固い。雰囲気、絵、OP。どれもこれも強いと思う。しかしこの手のを見た時に、柔軟なAIみたいなのが出てきてしまった時の変な感じはちょっとずっと付き纏ってしまった。自律AIはそりゃYESかNo以外に判断方法あるとは思うがそれにしたって……と思ってしまうよね、みたいな。そこら辺だけ気になる。後は件のオフィーリアの辺りでポイント下がる。でも全体通して普通に面白かったよね、アクションも見応えあるし。いやよかった作品だったよ、ほんと

 

 

 

 

それはそれとしてヴィヴィ作られ直されてんの意味不明でしょ。ホラー映画の復活示唆か何かか?